2008年9月7日 日々
母が、お墓を購入した。
地元のとてもなじみのあるところで、思い立って購入したらしい。
それまでは、散骨でもして〜と言っていたので、どうしたのかと思ったけれど多分、弟が家庭を持ってしっかりしたので「家」としての「お墓」を考えられるようになったのだと思う。

まだ、誰も入っていないお墓。
外側だけのモニュメントみたいなもの。

そういえばと思い出すことがあった。
私にはふたつ上に兄がいた。
兄は出産の時にとても時間がかかったために亡くなってしまった。
その兄が父の実家のお墓に入っている。
よく考えると父は(二男のため)おそらくその墓には入らない。
両親が入らないお墓に子供がいるのも変じゃないのかなと思ったので、母に話をしてみた。
すると、乗り気になっている。

ちょうど私の結婚の報告をするために父に会う機会があったので、その時に父に聞いてみると、二つ返事で実家に聞いてくれると言ってくれた。
その後はとんとん拍子に改葬の手はずが整い、父と母と弟一家と私で兄のお骨を迎えに行くことになった。

あちらのお寺について、お骨を出してもらってから本堂でお経をあげてもらった。
そのあと、お墓に戻ってお墓参りをする。
遠いのも、場所を知らないのもあったけれど、このお墓にきた記憶は小さい時に一度きり。
両親が離婚するとこうやって自分の身内なのにお墓参りもしないところが出来ちゃうんだなぁと、ずいぶん罰当たりだったなぁと思いました。

その後近くのお店でお昼ご飯を食べる。
一つのテーブルで父と母と弟一家となんだか不思議な感覚になった。
ずっとこうしていたような、そんな錯覚にも陥る。
子供たちがいて、家族が増えて、これをみんな作りたいんだろうなという
なんだか幸せな家族像だった。
小1時間食事して、父と別れる。
私は近くの沿線の駅で弟が運転する車を降ろしてもらった。

コメント