来週の本番に向けて
今日は20キロを歩く予定に。

前日の夜に地図で確認しながら
・10キロ地点で家に帰れる
・15キロを過ぎたら最悪交通機関を利用できる
そんなルートを考えた。

予定よりも1時間遅れで、お弁当を持って出発!
計画のルートは5キロごとに目標がある。
まずはその5キロ地点まで。
1時間くらいで順調に到着。

彼がちょっと休む?と聞いてくれたけれど、
まだまだいけそうなので、続けて歩くことに。

次の5キロは途中から歩道にメーターがついていた。
100メートルごとについているので、妙にペースが上がる。

単純作業をしている時
いつも「よりどころ」がほしくて
意味もなく数を束にしたり
枚数を数えておいたりして
頑張ることが多いのだけど
それとおんなじだった。

10キロを過ぎて、お弁当にする。
休んでいる途中で、脇にダンボールを抱えた兄ちゃんに声をかけられる。
「みかん、いかがですか?」
このくらいのを、いくらにしますよとか言われたけど
「ほしいのはやまやまなんですが、実はこれからまだ10キロくらい歩くので、荷物増やしたくないの」
それでも、さすがに商売人。
「のどかわきませんか?」とか「そんなに重くないですよ」とか言われたけど、
飲料水ですら、軽めに抑えているので無理です。
ごめんなさいをしたら、すぐに別の人に声をかけてました。
そんなに売れるものじゃないよね〜。

で、ここで彼が
どう?いけそう?と聞いてきた。
一応ここで帰ることも出来るルートだけど、
私は最初から20キロ頑張るつもりなんだけどなぁと思いながら
「大丈夫。行けるよ。」と答えて歩き出した。

ほどなくして、雨がぱらついてくる。
雨対策は全然していなかったので、ちょっと焦る。
このくらいなら大丈夫だよねと言いながらも、早足になる。
しばらくすると、かなり本降りになってきた。
一旦近くのコンビニに避難。
でも、このままここでいるわけにもいかず、傘を買うのも癪なので
15キロ地点まで、雨にぬれつつ急ぐことにした。
15キロ地点まで行けば、公共交通手段があるし、仕方なければ
傘、買ってもいいかなとかも思った。しかも、500円とかのビニール傘でなくて
ちゃんとした傘なら買ってもいいかなと思った。

時々小降りになる雨のなか、
やっと15キロ地点に到着。
この先のことを相談する。
「どうする?」
「バスに乗って帰る?」
「うーん。」
「このまま歩いていってもいいよ。」
「雨の中?傘もささず?」
「あとは、家に帰るだけだから、まっすぐにおうちに帰ってお風呂に入れば風邪引かないよきっと。」
「そうだね」

そうはいいながらも、傘を調達することを考える。
私、こういうところの知恵(ワル知恵?)が結構働くんです。
一応、犯罪にはならない方法で、傘を調達できたので歩くことに決定。

残りは5キロ。
途中からは先週歩いたコースになるので、なんとなく安心。
先週歩いたコースに入ったころ彼が言った。
「NaNaちゃん頑張ったね。俺は、結構体力に自信があるんだけど、NaNaちゃんは頑張ったね」

そういいながら、もう一周できるかを話した。
彼は、多分いけると思うという。
私は、ちょっと自信なかった。
けど
「あと同じコースをもう一周か・・・たぶん、5キロはいけると思う。今は5キロ地点までは行くと言えるけどその先はわからないなぁ。でも5キロまでいくと、きっとあと5キロ頑張るってことになって、10キロ地点でも同じ事を言って、なんだかんだ言ってがんばっちゃう気がする。」
なんていっておいた。
たぶん、そうなると思う。
たぶん、途中でもう無理って言わないと思う。

お昼ごはんがちょっと遅かったのに、このままどこかで食事をして帰ることに。
途中で彼が1000円CUTの床屋さんに行きたいというので、そこにも寄ることに。
ご飯を食べながら、またほめてもらった。

「NaNaちゃん、頑張ったね。歩けると思わなかったよ。」
「えっ途中でやめるって言うと思った?」
「うん。全部歩くとは思わなかった。頑張ったよね。」

私は自分では、途中でやめるつもりはなかったんだけど。
私が彼の全部を知らないように、
彼の中の私は、ちがうんだなぁと思った。

母や弟に「努力家だ」といわれる。
自分では好きなことや、気になったことはむきになるけど
私「努力は嫌い」と思っているのに、そういわれるのはなんでかなと思っていたのだけど
今日のことで、ちょっとそれが分かったような気がしました。

食事も終えて
7時半にはお家に到着。
お風呂に入って、ゆっくりする。
さすがに、足が痛い。

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