「NaNaちゃんの言ってる事は正論だよね」
2007年10月11日 二人の生活"正論"と言われると、「机上の空論」と言われているようでとても心外だった。
親との係わりについて、彼と話をするとそういわれるようになった。
彼の職場の人で、病気で奥さんを亡くして、一年もたたないうちにひとまわり以上も年下の女性と職場結婚(再婚、女性は初婚)をした人がいて、彼はその年下の女性と同じ課で席も近かったので「両親の反対にあって大変だ」と言う話をきいていたらしい。当時はそれこそ「出て行けだの縁を切るだのかなり揉めたみたい」だけど、もう子どももいるし10年くらい前の話だから、今はどうなっているかは全くわからないという。席が近かったから「せめて一周忌は待ったほうがいいっていったんだけど、待てなかったんだね」とも言ってた。
私はその話を聞いて、「そりゃもめるよね。もめないわけないよね」と思った。
「もちろん喪が明けていないのもあるけど、私は母や祖母から「生き別れの再婚と死に別れの再婚はちがう」と聞いていたから、前の奥さんが亡くなって一年もたたないうちにその人と結婚しようなんて、もし私が言い出したって、母は大反対だよ。そりゃもめるよ。もめないわけないよ。けど、もう10年も経ってるんでしょ?子どももいるし、今幸せにやってるんなら、今はご両親とも円満にやってると思うよ」
「そうかなぁ」
「そうだよ。だって、そもそも娘が「一般的な結婚」をしないことに心配して、もめてるんだよ。再婚同士ならともかく、初めての結婚なのに相手は死に別れの再婚で喪も明けてないなんて、しなくてもいい苦労をするに違いないと思って反対してるんだよ。結婚してすぐはともかく、2人で幸せに、仲良くやっていっているんなら、両親だって「あの時は反対したけど、幸せになってくれてよかった」って今は安心して円満になってるに決まってるじゃない。」
「あんなに大反対して、言ったプライドとかあるんじゃない?」
「だって、それは娘のことを考えてなんでしょ?幸せになってほしいからなんでしょ?幸せならそれ以降も疎遠になってる必要ないじゃない。」
「そりゃそうだけど、NaNaちゃんの言ってることは正論だよね。だけどそうばかりじゃないよ。」
「そんなの自分のことのほうが大事だって事じゃない。娘のためとかいいながら実は自分のことしか考えてないんじゃない。」
「それは正論だよね。」
それで話はおしまい。もう、これ以上話をしても同じ事のくりかえし。
確かに、彼の親は子供のことよりも自分のことが優先される。そういう親しか知らないのだから、仕方ないのかもしれないけれど、自分(子ども)のことを一番に思ってくれない人(親)の言うことをなぜ聞く必要があるのか私には全くわからない。自分たちが、自分たちのことを考えてやろうとしていることを、自分たちのことよりも優先されるものがある人の意見で水を差されて、できないなんて、意味が全くわからない。
正論じゃなくて当たり前のことなのに。
こんなこと、論理でもなんでもない。
親との係わりについて、彼と話をするとそういわれるようになった。
彼の職場の人で、病気で奥さんを亡くして、一年もたたないうちにひとまわり以上も年下の女性と職場結婚(再婚、女性は初婚)をした人がいて、彼はその年下の女性と同じ課で席も近かったので「両親の反対にあって大変だ」と言う話をきいていたらしい。当時はそれこそ「出て行けだの縁を切るだのかなり揉めたみたい」だけど、もう子どももいるし10年くらい前の話だから、今はどうなっているかは全くわからないという。席が近かったから「せめて一周忌は待ったほうがいいっていったんだけど、待てなかったんだね」とも言ってた。
私はその話を聞いて、「そりゃもめるよね。もめないわけないよね」と思った。
「もちろん喪が明けていないのもあるけど、私は母や祖母から「生き別れの再婚と死に別れの再婚はちがう」と聞いていたから、前の奥さんが亡くなって一年もたたないうちにその人と結婚しようなんて、もし私が言い出したって、母は大反対だよ。そりゃもめるよ。もめないわけないよ。けど、もう10年も経ってるんでしょ?子どももいるし、今幸せにやってるんなら、今はご両親とも円満にやってると思うよ」
「そうかなぁ」
「そうだよ。だって、そもそも娘が「一般的な結婚」をしないことに心配して、もめてるんだよ。再婚同士ならともかく、初めての結婚なのに相手は死に別れの再婚で喪も明けてないなんて、しなくてもいい苦労をするに違いないと思って反対してるんだよ。結婚してすぐはともかく、2人で幸せに、仲良くやっていっているんなら、両親だって「あの時は反対したけど、幸せになってくれてよかった」って今は安心して円満になってるに決まってるじゃない。」
「あんなに大反対して、言ったプライドとかあるんじゃない?」
「だって、それは娘のことを考えてなんでしょ?幸せになってほしいからなんでしょ?幸せならそれ以降も疎遠になってる必要ないじゃない。」
「そりゃそうだけど、NaNaちゃんの言ってることは正論だよね。だけどそうばかりじゃないよ。」
「そんなの自分のことのほうが大事だって事じゃない。娘のためとかいいながら実は自分のことしか考えてないんじゃない。」
「それは正論だよね。」
それで話はおしまい。もう、これ以上話をしても同じ事のくりかえし。
確かに、彼の親は子供のことよりも自分のことが優先される。そういう親しか知らないのだから、仕方ないのかもしれないけれど、自分(子ども)のことを一番に思ってくれない人(親)の言うことをなぜ聞く必要があるのか私には全くわからない。自分たちが、自分たちのことを考えてやろうとしていることを、自分たちのことよりも優先されるものがある人の意見で水を差されて、できないなんて、意味が全くわからない。
正論じゃなくて当たり前のことなのに。
こんなこと、論理でもなんでもない。
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