昨日の夜は、彼と駅で待ち合わせて、近所のお店に入る。
はじめに何品か注文して、飲み物を頼んだ。
「お誕生日、おめでとう」
注文した食事が並び始めた。それを食べていると彼が「やっぱり奴(店長)が気に入らない」と言ってきた。
そういえば、以前にこのお店に入ったときも同じような事言っていたっけ。
気に入らないなら、我慢していることはないわ。
あちらだって、迷惑でしょう。
お皿もコップも空にして店を出た。
彼は、家好きなので結局店を変えずに、家に帰って飲みなおすことにする。
そういえば、家には昨日のおかずが幾つか残っているんだった。
小1時間して程よく酔っ払って、シャワーも浴びずに布団の上に横になり、本を出してきた。
「これ、おもしろいね」
テーブルを片付けながら、「そお?」何気ないふうを装って返事をしてみた。
そう、彼が読んでいるのは「毒になる姑」
おもしろいってどういうことだろう。
確かにおもしろいけど。
私にとっては、あそこに書いてある7割くらいのことが彼のお母さんにあてはまる。
そして、さりげなくも的確にまっすぐにそれらが決して子どものためではなく親自身の「毒」であることを指摘している。
彼はどういうふうに読んでいるのだろう。
自分の経験と照らし合わせて、同じだと思っているのか
自分には関係ないことだけど、興味深い社会の一面としてとらえているのか。
「毒になる親」は斜めにしかもチラッと見ただけで、私には彼が育ってきた環境とどこまで似ているのかはわからない。どちらかというと、アルコール依存症の親や、身体的、性的に虐待している親のいる環境に重点が置かれていて、精神的に支配するところは何本かある柱の一つにくくられている。
けれど、「姑」がここまで一致しているのだから、「親」も心当たりがあるんじゃないかとおもう。
どこまで自分のこととしてとらえられるのか、とても不安だけど、続けてぜひ読んでほしいな。
でも、急がないようにしなきゃ。
私はきっと伝えなきゃいけない。
彼のことを、ずっと好きだと、彼に、もっとちゃんと伝えなきゃいけない。
それを最初に伝えなきゃ。
「毒になる親」を斜めにチラッと読んだときに、目にしたのは、「毒になる親」はたいてい「毒になる親」に育てられているということ。虐待してしまう人はたいてい虐待されて育ったというのは、よく言われている。
「家」という言葉で、重きを置いて、嫁大切にしないで「嫁いで来たのだから」と黙らせる「家」の中で、どんなことが行われているのかわかった気がした。
代々自分たちがやってきたことを正当化するためだけに、それに「家」と名前をつけて守ってきたんだ。
すべてではないけれど、伝承しているものが外からはわからないだけに、そうやっていかにも「家」がどんなにすごいのかを、外に向かって誇張していたと想像してしまう。
彼は、どうしたらこの呪縛から解放されるんだろう。
それより彼は、どうしたらこの呪縛から解放されたいと思えるんだろう。
はじめに何品か注文して、飲み物を頼んだ。
「お誕生日、おめでとう」
注文した食事が並び始めた。それを食べていると彼が「やっぱり奴(店長)が気に入らない」と言ってきた。
そういえば、以前にこのお店に入ったときも同じような事言っていたっけ。
気に入らないなら、我慢していることはないわ。
あちらだって、迷惑でしょう。
お皿もコップも空にして店を出た。
彼は、家好きなので結局店を変えずに、家に帰って飲みなおすことにする。
そういえば、家には昨日のおかずが幾つか残っているんだった。
小1時間して程よく酔っ払って、シャワーも浴びずに布団の上に横になり、本を出してきた。
「これ、おもしろいね」
テーブルを片付けながら、「そお?」何気ないふうを装って返事をしてみた。
そう、彼が読んでいるのは「毒になる姑」
おもしろいってどういうことだろう。
確かにおもしろいけど。
私にとっては、あそこに書いてある7割くらいのことが彼のお母さんにあてはまる。
そして、さりげなくも的確にまっすぐにそれらが決して子どものためではなく親自身の「毒」であることを指摘している。
彼はどういうふうに読んでいるのだろう。
自分の経験と照らし合わせて、同じだと思っているのか
自分には関係ないことだけど、興味深い社会の一面としてとらえているのか。
「毒になる親」は斜めにしかもチラッと見ただけで、私には彼が育ってきた環境とどこまで似ているのかはわからない。どちらかというと、アルコール依存症の親や、身体的、性的に虐待している親のいる環境に重点が置かれていて、精神的に支配するところは何本かある柱の一つにくくられている。
けれど、「姑」がここまで一致しているのだから、「親」も心当たりがあるんじゃないかとおもう。
どこまで自分のこととしてとらえられるのか、とても不安だけど、続けてぜひ読んでほしいな。
でも、急がないようにしなきゃ。
私はきっと伝えなきゃいけない。
彼のことを、ずっと好きだと、彼に、もっとちゃんと伝えなきゃいけない。
それを最初に伝えなきゃ。
「毒になる親」を斜めにチラッと読んだときに、目にしたのは、「毒になる親」はたいてい「毒になる親」に育てられているということ。虐待してしまう人はたいてい虐待されて育ったというのは、よく言われている。
「家」という言葉で、重きを置いて、嫁大切にしないで「嫁いで来たのだから」と黙らせる「家」の中で、どんなことが行われているのかわかった気がした。
代々自分たちがやってきたことを正当化するためだけに、それに「家」と名前をつけて守ってきたんだ。
すべてではないけれど、伝承しているものが外からはわからないだけに、そうやっていかにも「家」がどんなにすごいのかを、外に向かって誇張していたと想像してしまう。
彼は、どうしたらこの呪縛から解放されるんだろう。
それより彼は、どうしたらこの呪縛から解放されたいと思えるんだろう。
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