ぬか漬け

2007年6月6日 二人の生活
先日、眼鏡を買いに行ったときに、通りすがりの八百屋がいつものスーパーよりもちょっと安かったのでいろいろ購入した。
その中に、彼がどうしても欲しいといってぬか漬けを入れた。
その八百屋でつけているものらしかった。
168円→50円になっていた。

以前祖母がつけるぬか漬けが素晴らしくおいしいので、自分で漬け始めたら、一週間もしないうちにぬかにさわると湿疹ができるようになってしまった。その後はぬかにさわれないので、結局祖母に受け継いでもらって、祖母の素晴らしいぬか漬けを食べ続けていました。
湿疹が治った頃に、今度は糠から出した野菜を洗ったら、それだけでまた湿疹が出て断念。
少しずつ糠に触る機会を減らしても、湿疹が出ることがわかってきた。
もう、何年か経ってるし大丈夫かと思って、糠から出した野菜を洗ったこともあったけど、やっぱり湿疹が出てしまうので、ぬか漬けからは遠ざかることを決心した。
ちなみに食べるのは大丈夫です。ずるいかな?

という話は彼にもしていたことがあったので、ぬか漬けを購入するに当たって彼には「申し訳ないけれどぬか漬けには触れないので、その取り扱いについてはあなたに一任する」と任命。
「食べるでしょ?」と聞かれても、「ちょっとだけね」と答えてぬか漬けに関しては私はノータッチの姿勢を表明した。

買って帰った当日、彼はいそいそと野菜を洗って切り、食べる分をお皿に、残りを容器に入れて冷蔵庫に収めていた。切りながら自分の口と私の口に少しずつ放り込んでいたけど、私は素晴らしくおいしいぬか漬けを知っているので、きゅうりはまあまあだけど、大根はおいしくないし、にんじんは食べる気も起きなかった。

翌日夕飯時に、彼は冷蔵庫から容器を出してお皿にもり、うれしそうにしていたけれど、なんだか臭いが変な感じなのが気になった。
「なんか、悪くなっていないかなぁ」と言ってみても
「大丈夫だよ。」と取り合わない。

夕食がおわってしばらくしたら、彼がなんだかお腹が痛いと言い出した。
「何かへんなもの食べたかな?」
私は全くなんともないので、思いつくものはぬか漬けしかない。
私も少しは口にしていたけれど、食べた量がちがうからなぁ。

朝になっても「なんか変」といいながら出かけた。

そして翌日も、残りのぬか漬けを食卓に乗せた彼。
やっぱり臭いが気になるのでそう言ってみたけれど取り合わないので、仕方ないと思っていた。
とりあえず、これで全部だからちょっとホッとする私。

今朝になって彼は「お腹痛くて、夜中起きてトイレに行った」と白状した。
「やっぱり、ぬか漬けだったのかな?」と聞いてくるから、それしか考えられないんだけど、もう全部食べちゃったからね。
今日の夜なんともなければ、ぬか漬けだったという事で納得しましょう。

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