犬
2006年3月9日 彼のこと・彼とのこと コメント (1)彼の職場の人がたいそう困っているらしい。
何でも、実家にラブラドールの兄弟(6歳)がいるんだけど
ご両親がご高齢で、面倒が見られなくなってきたのだそう。
「誰か飼ってくれる人いないかな」とつぶやいているんだとか。
近くで仲間がそんな話をしていたのを耳にして、彼は途中から話に加わった。
「へ〜犬、かわいいよね。ラブラドール二頭、いいね〜」
二頭は無理でも、一頭くらいはいいかな〜なんて思っていそうな、
そんな空気が漂っている中に入っていった彼は・・・
「ラブラドールって結構大きいんじゃない?何キロくらいあるんだよ」
「そうなんすよ。でかいっす。15、いや24キロくらいかな。」
「24キロか〜。それが二頭だと、たくさん食うんじゃないの?」
「食います、食います。」
「だろ〜食費はどのくらいかかるの?」
「え〜すごいっすよ。2万、いや3万くらいかな、小遣いくらい食っちゃってますね。」
この辺から、聞いていた人たちのムードが変わってきたらしい。
「どこで飼ってんの?家ん中?」
「そうですよ。」
「そんなでかい家なんてうらやましいな。」
「とんでもない。おーーーきな犬小屋に皆で住んでる感じっすよ」
「そりゃ、大変そうだな。で何、なんか芸できんのかよ。」
「いや、なんもできないんすよ」
「6歳になるのになんもできないの?「待て」もできないの?」
「できないっす。なんか、やけに詳しいですね。」
「待てができないと、餌やるの大変だろ〜。」
「大変すよ。餌持ってると襲われちゃいますよ。家で一番えらいんっすから」
「そりゃ、ダメダメダメ子ちゃんだな。なんでラブラドール二頭も飼ったんだよ。」
「だって、二頭も連れてたらかっこいいじゃないっすか。」
「おまえ、ばっかだなぁ。二頭つれて一頭はあっち行って、もう一頭はこっちに行っちゃって、あたふたしてんだろ。
あんな犬二頭も居るのにしつけも出来てないってバレバレでちっともかっこよくないじゃん。」
こうなると、のりのりで話を聞いていた人たちも、引いちゃってたそうだ。
「それじゃ、散歩も大変だよな。」
「そうなんすよ。両親が高齢になってきて、もう手に余っちゃってて。いう事も聞かないから、躾してくれるところに半年くらい預けようかって話になってるんですけど、一頭一ヶ月安いところでも5〜6万、高いところだと7〜8万しちゃうんですよ。それが半年で二頭で、100万近くかかっちゃう計算なんですよ。
ほんと詳しいっすね。犬飼ってんっすか?」
「飼ってないよ。常識だろ?」
あわよくば預けられそうな事になっちゃったりして〜な空気をずたずたにしちゃったらしい。
はじめ、彼はメールで教えてくれた。
もちろん、私はかなり怒れてしまったのだ。
どうやって飼っていようが、個人の自由だからそれは良しとしても、手に余るから誰か貰ってくれないかって・・。
犬がいう事をきかないのは飼い主のせいなのに。
家のごんすけも、ときどき「もう、おばかさんなんだから〜」と言っちゃうことがあるけれどそれって
自分に対して向けられる言葉なんですよね〜。
それよりなにより、途中でやめたいと考えてるのが嫌だった。
やっぱり「看取る」のが飼い主の役割なわけで。
あの悲しみがあるから、むやみに飼えないと思ったりそれでも飼いたいと思ったり。
しかも、そんな大きくなって飼い主が変わるなんて、犬にとったら一大事。それこそストレスばっちりで。
抑えて抑えて「どうにか飼い続けてあげられないものなのかしら?」なんて答えました。
けど
よくよく話を聞いたら、彼がいいたかったのは
「ほんと詳しいっすね。犬飼ってんっすか?」って言われちゃった事だったみたい。
ごんすけと旅行したりして、犬にちょっと詳しくなっているのを披露出来ちゃったのが嬉しかったみたい。
旅行したとき、
「犬を飼っている人は山盛りいるけど、たぶん、そのなかのたくさんの人が、犬と一緒に旅行したいと思ってると思うんだよね。
でも、旅行するにはいろんな条件をクリアしなくちゃいけなくて、そう思ってる人全部が出来るわけじゃない。
そんな中で、犬を飼っていないのに、一緒に旅行が出来て、旅行中に人と話せば誰もが飼い主だと思うでしょ?
飼ってる気にもなれて、すごくラッキーでうれしい。」そう言っていたのを思い出した。
で、そのあと
「でもね、ラブラドールってどんな犬か、ちょっとわかんないんだよね。」と告白・・・
何でも、実家にラブラドールの兄弟(6歳)がいるんだけど
ご両親がご高齢で、面倒が見られなくなってきたのだそう。
「誰か飼ってくれる人いないかな」とつぶやいているんだとか。
近くで仲間がそんな話をしていたのを耳にして、彼は途中から話に加わった。
「へ〜犬、かわいいよね。ラブラドール二頭、いいね〜」
二頭は無理でも、一頭くらいはいいかな〜なんて思っていそうな、
そんな空気が漂っている中に入っていった彼は・・・
「ラブラドールって結構大きいんじゃない?何キロくらいあるんだよ」
「そうなんすよ。でかいっす。15、いや24キロくらいかな。」
「24キロか〜。それが二頭だと、たくさん食うんじゃないの?」
「食います、食います。」
「だろ〜食費はどのくらいかかるの?」
「え〜すごいっすよ。2万、いや3万くらいかな、小遣いくらい食っちゃってますね。」
この辺から、聞いていた人たちのムードが変わってきたらしい。
「どこで飼ってんの?家ん中?」
「そうですよ。」
「そんなでかい家なんてうらやましいな。」
「とんでもない。おーーーきな犬小屋に皆で住んでる感じっすよ」
「そりゃ、大変そうだな。で何、なんか芸できんのかよ。」
「いや、なんもできないんすよ」
「6歳になるのになんもできないの?「待て」もできないの?」
「できないっす。なんか、やけに詳しいですね。」
「待てができないと、餌やるの大変だろ〜。」
「大変すよ。餌持ってると襲われちゃいますよ。家で一番えらいんっすから」
「そりゃ、ダメダメダメ子ちゃんだな。なんでラブラドール二頭も飼ったんだよ。」
「だって、二頭も連れてたらかっこいいじゃないっすか。」
「おまえ、ばっかだなぁ。二頭つれて一頭はあっち行って、もう一頭はこっちに行っちゃって、あたふたしてんだろ。
あんな犬二頭も居るのにしつけも出来てないってバレバレでちっともかっこよくないじゃん。」
こうなると、のりのりで話を聞いていた人たちも、引いちゃってたそうだ。
「それじゃ、散歩も大変だよな。」
「そうなんすよ。両親が高齢になってきて、もう手に余っちゃってて。いう事も聞かないから、躾してくれるところに半年くらい預けようかって話になってるんですけど、一頭一ヶ月安いところでも5〜6万、高いところだと7〜8万しちゃうんですよ。それが半年で二頭で、100万近くかかっちゃう計算なんですよ。
ほんと詳しいっすね。犬飼ってんっすか?」
「飼ってないよ。常識だろ?」
あわよくば預けられそうな事になっちゃったりして〜な空気をずたずたにしちゃったらしい。
はじめ、彼はメールで教えてくれた。
もちろん、私はかなり怒れてしまったのだ。
どうやって飼っていようが、個人の自由だからそれは良しとしても、手に余るから誰か貰ってくれないかって・・。
犬がいう事をきかないのは飼い主のせいなのに。
家のごんすけも、ときどき「もう、おばかさんなんだから〜」と言っちゃうことがあるけれどそれって
自分に対して向けられる言葉なんですよね〜。
それよりなにより、途中でやめたいと考えてるのが嫌だった。
やっぱり「看取る」のが飼い主の役割なわけで。
あの悲しみがあるから、むやみに飼えないと思ったりそれでも飼いたいと思ったり。
しかも、そんな大きくなって飼い主が変わるなんて、犬にとったら一大事。それこそストレスばっちりで。
抑えて抑えて「どうにか飼い続けてあげられないものなのかしら?」なんて答えました。
けど
よくよく話を聞いたら、彼がいいたかったのは
「ほんと詳しいっすね。犬飼ってんっすか?」って言われちゃった事だったみたい。
ごんすけと旅行したりして、犬にちょっと詳しくなっているのを披露出来ちゃったのが嬉しかったみたい。
旅行したとき、
「犬を飼っている人は山盛りいるけど、たぶん、そのなかのたくさんの人が、犬と一緒に旅行したいと思ってると思うんだよね。
でも、旅行するにはいろんな条件をクリアしなくちゃいけなくて、そう思ってる人全部が出来るわけじゃない。
そんな中で、犬を飼っていないのに、一緒に旅行が出来て、旅行中に人と話せば誰もが飼い主だと思うでしょ?
飼ってる気にもなれて、すごくラッキーでうれしい。」そう言っていたのを思い出した。
で、そのあと
「でもね、ラブラドールってどんな犬か、ちょっとわかんないんだよね。」と告白・・・
コメント
犬好きになりたいんですね
犬を世話すると人との関わりあいも考えますよね
奥の深い彼の発言です・・・