水族館に行く
三人だと思っていたけれど、地元の方(社長さんでした)が車を出して、つれて行ってくれた。
ところどころで、立ち寄っては車を降りて、「ぜんざい」もご馳走になったり、とても楽しい観光でした。彼と手を繋げなかったけど。

水族館は、OPENの前日に前を通ったことがあっただけに、とても楽しみにしていました。
じんべいざめが三匹も優雅に回遊しているほど、とても大きな水槽があり幻想的な空間が充満していました。もし彼と二人だけで行っていたら、もっとじっくり時間をかけて・・というより、長い時間あのうみの底にいただろうと思いました。

*〜*〜*

会社の方が帰る飛行機を、彼は16:30と思っていたのですが、実際は19:30。
一緒に空港に行って、そこでレンタカーを借りる計画をたてていました。
時間が大幅に変わるので、レンタカー屋さんにもホテルにも連絡をしたいところでしたが、まさか車の中ではそれもできずに、時間ばかりが過ぎていくので彼がイライラしてるのを横で感じていました。イライラする彼を見るのは初めて。
だってデートしていても、あまり時間にとらわれるようなことはないし、あったとしても彼はどちらかと言うと充分に余裕を持って行動するタイプなので、ちょっと珍しい彼でした。
本当は前もってちゃんと確認しておけばすんだことなんだけど・・・支店がちがう方で、ちょっと偉い方だったので遠慮していたんだと思います。1日目に泊まるホテルも教えてもらうと言う考えはもともと持っていなかったみたいだし。

彼は連絡を終えるとホッとしてました。

私は珍しい彼をみて、なんだかうれしい気持ちになってました。そしてちょっと焦ってたんです。
だって、泊まる予定のホテルは空港から一時間半から二時間くらいかかるところだったから。途中で夕食を食べながらと思っていた計画を変更して、まっすぐホテルに向かいました。
せっかく和室(今まで旅行に行っても洋室ばかりで、和室は初めてでした)だから、ゆっくりしたいと思っていたのがちょっと、当てが外れてしまい残念なのもそうだし。
リゾートホテルだったのでできるだけホテルにいるのが、正しいリゾートじゃない?
とはいえ、楽しく1日過ごさせてもらったんだから仕方ないんだけど。

「高速使おうよ」
「えー一時間半で着くのに?」
「うん、そのほうが楽だし早いし、そんなに高くなかったし。」
「人が払うと思って・・・」
「えーそんなつもりじゃないよ。そんなこと言うなら私が払うから高速使う。」

今回の旅行は彼の仕事がらみ。
仕事だから彼の往復の航空券と初日の宿泊(昨日のビジネスホテルです)は会社持ち。
今夜のホテルは彼の会社が保養施設に指定しているホテルなのでとても安く泊まれ、本当はそこで何泊かできればよかったんだけど、何しろトップシーズンだったので一泊取るのがやっとだった。とにかく、彼の交通費がかからないので、彼が
「NaNaちゃんは往復の飛行機代だけ出してくれれば、後は自分が出すからいいよ。」と言ってくれた。大雑把に計算しながら、それでも同じくらいの出費だと説明してくれて、あとは食事代だけだからって。
結局は、いろいろ細かいものもあるから、最初の日のホテル代まで自分で出して、あとは彼にお任せすることで話がついていた。

なので、彼が「人が払うと思って」って話だったんです。
でも、ここで私のむきになる性格が発動され・・・料金所では彼が、「いいよ」というのに返事もせずに自分のお財布を開きました。大げさな話になっちゃったけど、1000円にも満たないこと。彼には「むきになってんの?」と言われながらも押し通しました。
彼の前ではそんなこと、やったことなかった。

やっちゃった。

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