不倫
2005年3月23日 彼のこと・彼とのこと隣の席の二人が、お勘定がすんで席を立った直後彼が言った。
「不倫カップルだよね」
女性は私達と同じくらい。ちょっとキャリア風。
でも、彼の前だから少しはしゃいで、声が大きくなっていたり
甘えた声で話したりしていた。
男性はそれより5〜10歳くらい年上の感じだった。
大人の二人連れには見えたけれど、「不倫」なのかはわからなかった。
「だって、彼のほうは左の薬指に指輪してたよ」
彼ってばよく見ている。
まあ、男性がわたしの隣だったので、よく見えたと思うんですけれど。
女性が大きな声で話をしていたのが気に入らなくて、何度もそちらを見ていたので、きっとその女性を連れている男性に、必要以上に目が行っちゃっていたのだと思う。
「不倫はだめだよ」
『だめなの?』
「まあ、不倫の定義が、家庭のある男性と独身の女性と言う場合を考えてるんだけど。前からよく言ってたけど、不倫はだめだよ。女性が幸せになれない。」
『そう?』
「うん。今はいいかもしれないけれど、幸せにはなれないね。」
半年前、私が「不倫のほうがよっぽどいい」とここに書いていたことなど、彼は知らない。
そう思ったら、涙が出て止まらなくなった。
「どうして泣いているの?」
何度も彼は言ったけれど、上手く説明できそうにない。
どうしても言葉も口調も責めるみたいになっちゃいそうで
怖かった。
上手い言葉がででこない。
だから、笑うしかなかった。
「不倫カップルだよね」
女性は私達と同じくらい。ちょっとキャリア風。
でも、彼の前だから少しはしゃいで、声が大きくなっていたり
甘えた声で話したりしていた。
男性はそれより5〜10歳くらい年上の感じだった。
大人の二人連れには見えたけれど、「不倫」なのかはわからなかった。
「だって、彼のほうは左の薬指に指輪してたよ」
彼ってばよく見ている。
まあ、男性がわたしの隣だったので、よく見えたと思うんですけれど。
女性が大きな声で話をしていたのが気に入らなくて、何度もそちらを見ていたので、きっとその女性を連れている男性に、必要以上に目が行っちゃっていたのだと思う。
「不倫はだめだよ」
『だめなの?』
「まあ、不倫の定義が、家庭のある男性と独身の女性と言う場合を考えてるんだけど。前からよく言ってたけど、不倫はだめだよ。女性が幸せになれない。」
『そう?』
「うん。今はいいかもしれないけれど、幸せにはなれないね。」
半年前、私が「不倫のほうがよっぽどいい」とここに書いていたことなど、彼は知らない。
そう思ったら、涙が出て止まらなくなった。
「どうして泣いているの?」
何度も彼は言ったけれど、上手く説明できそうにない。
どうしても言葉も口調も責めるみたいになっちゃいそうで
怖かった。
上手い言葉がででこない。
だから、笑うしかなかった。
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