昨日から彼は、出張に行っている。
今日一度帰って来て、また明日から今度は北に。

「あのね、帰りに空港で、漬物が売ってたの。すごく美味しそうで、散々迷ったんだけど、やめちゃった。」
電話で彼は言っていた。

きっと、いっしょに住んでいたら、彼は買って帰ってきたと思うの。
彼はお母さんと二人で住んでいるけれど、家で食事はしない。
高校生になったときから、しなくなったらしい。

いっしょに住んでいたなら・・・と彼が思ってくれてらうれしいな。

*〜*〜*

ちゃんとした、直接的な言葉で、将来の話をするのがちょっと苦手。
だから、すごくあいまいな言葉を使ってしまう。
勇気の告白のときはさすがに、そうではなかったつもりだけど。

もっといっしょにいたい
わたしも子供産みたい

たまに、そんな言葉を本当にたまに言うのが精一杯。

でも、最近気づいたの。
もしかしたら彼も同じなのかもしれない。

今日の漬物の話は、そういう言葉なのかもしれない。
この前のお誕生日のお祝いが、彼といっしょになっちゃうって話も、そういう言葉なのかもしれない。

二人で、こんな風だったら、いつになったら次に進められるのかな?
のんきな二人。

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