おねだり
2004年5月2日 彼のこと・彼とのことおととしの年末に彼とスケジュール帳を買いに行った。
彼はシステム手帳を使っていて、気に入っているものがすぐに見つかった。けど、私は思ったような手帳が見つからずに、何軒もお店を回ってもらったにもかかわらず結局買えずに終わる。
その時に使っていた手帳は前の年の12月から始まっていたのに、なぜだか3月までのスケジュールが書き込めるものだったので4月始まりの手帳でもいいやと、それまでに気に入ったものを見つければ良いやっと、ちょっとのんきにしていました。
結局4月に入ってからまあ、いいかなと思ったものを買いました。
去年の暮れにも同じ事を繰り返しまして、その時は彼に「NaNaちゃんは結局買えないんだよ、きっと。」とか言われつつ、やっぱり簡単に気に入ったものを見つけて手に入れた彼を連れまわして、それでも見つからずにまた4月まであるからそれまででいいやと帰って来ていました。
その後も、今まで使っていたものが、小さくて薄くて安くて使い勝手も悪くなかったので、実はそれで良いかなと思ったのですが、いざ買おうかと思うと、同じデザインのものしかないことがちょっと物足りない気持ちになったりして、延び延びになっていました。
でも、5月に入ると書くところがなくなっちゃうので、同じものであきらめようと心に決めていました。
久しぶりに、彼と都内に出てデートして、彼がハンズに行きたいと言うので、ちょうどいいから私もスケジュール帳を買うことにしました。
売り場をうろうろして、今私が使っているものとほぼ同じもので、ちょっと違うデザインのものが見つかったので、今年はしょうがないからこれに決めようと、手に持ってほかのものも物色していました。
すると、私の目に飛び込んできたのが皮のシステム手帳。
サイズが小さくて、赤い色がかわいくて人目ボレ。うーん、かわいくて素敵。でも、なかなか良い値段がします。
そこに彼が、「NaNaちゃん、決まった?」と寄ってきました。
手に持ったスケジュール帳を見せながら「これにしようと思う」と言ってから「これすごくかわいいの」とそのシステム手帳を見せました。
で、「ねぇ、買って?」とおねだり。
私にしてははじめてのおねだりだと思う。それは、彼にもだけど、親以外にしたはじめてのおねだり。
今までもふざけて「買って」とか「ほしい」とかいった事もあるけど、それは口ばっかりで全然気のないものだった。気のないこともわかるくらいの言葉だった。
彼は、「別にお誕生日でもクリスマスでもないのになんで買ってあげなくちゃいけないの」と言いつつもなんだかちょっとうれしそうな気がした。
すごく考えて「だって今日はホワイトデーだもん」と言ったら「そう来るか」
彼はバレンタインの時に手袋をリクエストしたけど、ホワイトデーは何にもなかった。何か考えなくちゃねって言ってくれたけど、そのときは欲しいものはなかったし。美味しいものでも食べにいこうかって言ってもらっても、あんまりいい返事はしてなかった。
私は、あんまり物欲はない。それが彼にもわかってるみたい。
私たちにとっての初めてのイベントはクリスマスで、その最初のクリスマスのときに何か欲しいものがあるか聞かれて何にもいらないと答えていた。
さらに「時計を買ってあげようか」と言われたのに普段使わないし、持ってるけどしないので「いらない」と言ってそのときのクリスマスは一緒に食事して終わった。
そういえば、その時彼には靴をあげたんだったっけ。
それ以来、彼は私に何かをプレゼントする気持ちがなくなっちゃったかもしれない。
お誕生日は「何が欲しい?」って聞いてくれたのでピアスをもらったけど、去年のクリスマスは聞いてもくれなかったし、食事もつれてってもらえなかった。
この連休で、彼にたくさんお金を使わせてしまうのが、ちょっと心苦しかったのでまたの機会でいいよと言ったのですが、彼は早速買ってくれた。
本当に、とってもうれしかった。
おねだりして彼に買ってもらうのってなんでこんなにうれしいんでしょう。
私は今まで彼に買ってもらうって体験をした事がなかった。
プレゼントは戴いても、買ってもらうってなかった。
(実は、おじ様にいろいろ買っていただいたことはあります。それこそ、時計とかスカーフとか洋服とかピアスとか。変な意味じゃなくて、単純に娘とのお買い物感覚で買っていただいていたんですけど。)
「彼」に買ってもらいたいとも思わなかったし、欲しいものは自分で買えばいいと思ってた。
食べるものもそう。割り勘ってあったりまえだった。
飲んだり食べたり、自分でするくらいは自分で払えると思っていた。
けど、すごく年上の人とお食事するようになって、「払います」と言うのがかえって失礼かもしれないと思う場面で、まずは ご馳走になる 経験が増えて男の人に支払いを甘えるのも頑なに嫌ではなくなってきた。
だからか、デートの費用は彼がほとんど出してくれてるのを甘えている。
で、次はおねだり?なんだか、彼にすごく悪いなと思ってきたなぁ。
でもね、どうして彼に買ってもらうのってこんなにうれしいんだろう。
あのシステム手帳が手に入ったということに加えて、彼に 買ってもらったって事がすごくうれしいの。
三倍くらいうれしい。どうしてなんだろう。
私はこの歳になって初めて買ってもらう、うれしさを知りました。
彼はシステム手帳を使っていて、気に入っているものがすぐに見つかった。けど、私は思ったような手帳が見つからずに、何軒もお店を回ってもらったにもかかわらず結局買えずに終わる。
その時に使っていた手帳は前の年の12月から始まっていたのに、なぜだか3月までのスケジュールが書き込めるものだったので4月始まりの手帳でもいいやと、それまでに気に入ったものを見つければ良いやっと、ちょっとのんきにしていました。
結局4月に入ってからまあ、いいかなと思ったものを買いました。
去年の暮れにも同じ事を繰り返しまして、その時は彼に「NaNaちゃんは結局買えないんだよ、きっと。」とか言われつつ、やっぱり簡単に気に入ったものを見つけて手に入れた彼を連れまわして、それでも見つからずにまた4月まであるからそれまででいいやと帰って来ていました。
その後も、今まで使っていたものが、小さくて薄くて安くて使い勝手も悪くなかったので、実はそれで良いかなと思ったのですが、いざ買おうかと思うと、同じデザインのものしかないことがちょっと物足りない気持ちになったりして、延び延びになっていました。
でも、5月に入ると書くところがなくなっちゃうので、同じものであきらめようと心に決めていました。
久しぶりに、彼と都内に出てデートして、彼がハンズに行きたいと言うので、ちょうどいいから私もスケジュール帳を買うことにしました。
売り場をうろうろして、今私が使っているものとほぼ同じもので、ちょっと違うデザインのものが見つかったので、今年はしょうがないからこれに決めようと、手に持ってほかのものも物色していました。
すると、私の目に飛び込んできたのが皮のシステム手帳。
サイズが小さくて、赤い色がかわいくて人目ボレ。うーん、かわいくて素敵。でも、なかなか良い値段がします。
そこに彼が、「NaNaちゃん、決まった?」と寄ってきました。
手に持ったスケジュール帳を見せながら「これにしようと思う」と言ってから「これすごくかわいいの」とそのシステム手帳を見せました。
で、「ねぇ、買って?」とおねだり。
私にしてははじめてのおねだりだと思う。それは、彼にもだけど、親以外にしたはじめてのおねだり。
今までもふざけて「買って」とか「ほしい」とかいった事もあるけど、それは口ばっかりで全然気のないものだった。気のないこともわかるくらいの言葉だった。
彼は、「別にお誕生日でもクリスマスでもないのになんで買ってあげなくちゃいけないの」と言いつつもなんだかちょっとうれしそうな気がした。
すごく考えて「だって今日はホワイトデーだもん」と言ったら「そう来るか」
彼はバレンタインの時に手袋をリクエストしたけど、ホワイトデーは何にもなかった。何か考えなくちゃねって言ってくれたけど、そのときは欲しいものはなかったし。美味しいものでも食べにいこうかって言ってもらっても、あんまりいい返事はしてなかった。
私は、あんまり物欲はない。それが彼にもわかってるみたい。
私たちにとっての初めてのイベントはクリスマスで、その最初のクリスマスのときに何か欲しいものがあるか聞かれて何にもいらないと答えていた。
さらに「時計を買ってあげようか」と言われたのに普段使わないし、持ってるけどしないので「いらない」と言ってそのときのクリスマスは一緒に食事して終わった。
そういえば、その時彼には靴をあげたんだったっけ。
それ以来、彼は私に何かをプレゼントする気持ちがなくなっちゃったかもしれない。
お誕生日は「何が欲しい?」って聞いてくれたのでピアスをもらったけど、去年のクリスマスは聞いてもくれなかったし、食事もつれてってもらえなかった。
この連休で、彼にたくさんお金を使わせてしまうのが、ちょっと心苦しかったのでまたの機会でいいよと言ったのですが、彼は早速買ってくれた。
本当に、とってもうれしかった。
おねだりして彼に買ってもらうのってなんでこんなにうれしいんでしょう。
私は今まで彼に買ってもらうって体験をした事がなかった。
プレゼントは戴いても、買ってもらうってなかった。
(実は、おじ様にいろいろ買っていただいたことはあります。それこそ、時計とかスカーフとか洋服とかピアスとか。変な意味じゃなくて、単純に娘とのお買い物感覚で買っていただいていたんですけど。)
「彼」に買ってもらいたいとも思わなかったし、欲しいものは自分で買えばいいと思ってた。
食べるものもそう。割り勘ってあったりまえだった。
飲んだり食べたり、自分でするくらいは自分で払えると思っていた。
けど、すごく年上の人とお食事するようになって、「払います」と言うのがかえって失礼かもしれないと思う場面で、まずは ご馳走になる 経験が増えて男の人に支払いを甘えるのも頑なに嫌ではなくなってきた。
だからか、デートの費用は彼がほとんど出してくれてるのを甘えている。
で、次はおねだり?なんだか、彼にすごく悪いなと思ってきたなぁ。
でもね、どうして彼に買ってもらうのってこんなにうれしいんだろう。
あのシステム手帳が手に入ったということに加えて、彼に 買ってもらったって事がすごくうれしいの。
三倍くらいうれしい。どうしてなんだろう。
私はこの歳になって初めて買ってもらう、うれしさを知りました。
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