実はこの事は、私が思うことを書き留めていたのですが、賛否両論いろいろな人のいろいろな考えと、状況の複雑さからちょっとここには書き込めないでいました。
でも、載せてみる事にします。
*〜*〜*
4月10日
批判される事は承知で書きます。
私が本当に考えた事だから。
人の命を軽く考えているわけでも、ひとごとだと思っているわけでもない。
それだけは、わかって欲しいとおもいます。
彼とテレビを見ていて彼が私に聞いた。
『この人質ってどうなると思う?』
「自衛隊が撤退しなければ殺されちゃうって事?」
『そう、殺されちゃうと思う?』
「ううん。殺されないと思う。」
『でも、自衛隊は撤退しないって公表されたよね。それでも、殺されないと思う?』
「うん。」
『でも、アメリカ兵はたくさん殺されてるんだよ。』
「だって、世界中を敵にしちゃうもん。今ならまだアメリカとの対立は、なんだかわからない理屈でなんとなくうなずけるところがあるけれど、他国の民間人を殺しちゃったら、それこそ全世界を敵にしちゃうよ。じゃあ、あなたは殺されちゃうと思う?」
『うん。ねぇじゃあ、今回の対応はどうするのが一番良かったと思う?』
「私は、今回の政府の対応が一番良かったと思ってる。」
『もし、人質が殺されちゃっても?』
「うん。でも、殺されないと思うんだけどね。あなたは、どうするのが一番良かったと思う?」
『わかんない』
私は、政府って大変だなぁと思った。
自衛隊をイラクに派遣するときに、法律まで作って危険性を考えて、さまざま考えうる事態を考慮して、それに対応する安全策を考えて、準備してそうして自衛隊はイラクに派遣された。
そのときですら、まだまだ十分でないと言われながら、彼らは「非戦闘地域」と名前をつけられた戦場に向かった。
しかも、政府にとっては今回のような事は不測の事態でもなんでもなく、十分に予測される出来事だったに違いない。
危険な場所なのは誰もが知っているはず。
そこに、自分の意思で赴いた人々が、その危険性に頭が回っていなかったのなら、そんな馬鹿な話はない。
それこそ、そんな身勝手な復興支援はないと思う。
イラクの人々が、いまだ戦闘の恐怖と隣り合わせに生活し、しかも不自由な生活を強いられているのを、復興を支援しに行く人々が、巻き込まれて死んでしまうのも覚悟せずに行くなどというのは、冬山登山にワンピースとハイヒールで行くようなものだ。
認識不足、場違いにもほどがある。
自分は巻き込まれないなどと思うのは、あまりにおごりたかぶっている。
私は今回の政府の対応は良かったと思う。
もちろん、家族の心情を察すると生きた心地がしないと思うし、当の本人たちも、命の覚悟はしたとしても、まさか自分たちが政治の道具にされるなどとは、思っていなかったとは思います。
行ったのが悪いと思っているわけでもありません。
どんなときでも、そういう人たちの小さい力が、山を動かしていると思っている。
最期の最期、人は自分の身は自分で守るしかない。
最後には、自分の人生に自分しか、責任を持てる人はいないのだと思うのです。
*〜*〜*
私は薄情なのかもしれない。
そう思っている。
でも、ご家族の方に抗議や批判を送る人の気持ちは、まったくわからない。
考える事は自由だし、誰にも止められない。
けれど、そのことをぶつけるのはおかしいと思う。
傷ついて、それでも懸命にいるその人たちに、なぜ鞭打つ事が出来るのだろう。
しかも、自分は一段高いところにいるつもりになって見下ろして。そういう人は許せない。
私は、政府の対応も、ご家族の行動もみんな最善を尽くしていると思っている。
情報が錯綜していたり、進展がなかったりするのは日本政府が悪いわけでもない。
もちろん、すがれるのは最期は政府だし、政府がどうにかしなくちゃいけないのでしょうけれど。
誰かの、何かのせいにしようとすると、またおかしなことがたくさん起きてしまう気がする。
でも、載せてみる事にします。
*〜*〜*
4月10日
批判される事は承知で書きます。
私が本当に考えた事だから。
人の命を軽く考えているわけでも、ひとごとだと思っているわけでもない。
それだけは、わかって欲しいとおもいます。
彼とテレビを見ていて彼が私に聞いた。
『この人質ってどうなると思う?』
「自衛隊が撤退しなければ殺されちゃうって事?」
『そう、殺されちゃうと思う?』
「ううん。殺されないと思う。」
『でも、自衛隊は撤退しないって公表されたよね。それでも、殺されないと思う?』
「うん。」
『でも、アメリカ兵はたくさん殺されてるんだよ。』
「だって、世界中を敵にしちゃうもん。今ならまだアメリカとの対立は、なんだかわからない理屈でなんとなくうなずけるところがあるけれど、他国の民間人を殺しちゃったら、それこそ全世界を敵にしちゃうよ。じゃあ、あなたは殺されちゃうと思う?」
『うん。ねぇじゃあ、今回の対応はどうするのが一番良かったと思う?』
「私は、今回の政府の対応が一番良かったと思ってる。」
『もし、人質が殺されちゃっても?』
「うん。でも、殺されないと思うんだけどね。あなたは、どうするのが一番良かったと思う?」
『わかんない』
私は、政府って大変だなぁと思った。
自衛隊をイラクに派遣するときに、法律まで作って危険性を考えて、さまざま考えうる事態を考慮して、それに対応する安全策を考えて、準備してそうして自衛隊はイラクに派遣された。
そのときですら、まだまだ十分でないと言われながら、彼らは「非戦闘地域」と名前をつけられた戦場に向かった。
しかも、政府にとっては今回のような事は不測の事態でもなんでもなく、十分に予測される出来事だったに違いない。
危険な場所なのは誰もが知っているはず。
そこに、自分の意思で赴いた人々が、その危険性に頭が回っていなかったのなら、そんな馬鹿な話はない。
それこそ、そんな身勝手な復興支援はないと思う。
イラクの人々が、いまだ戦闘の恐怖と隣り合わせに生活し、しかも不自由な生活を強いられているのを、復興を支援しに行く人々が、巻き込まれて死んでしまうのも覚悟せずに行くなどというのは、冬山登山にワンピースとハイヒールで行くようなものだ。
認識不足、場違いにもほどがある。
自分は巻き込まれないなどと思うのは、あまりにおごりたかぶっている。
私は今回の政府の対応は良かったと思う。
もちろん、家族の心情を察すると生きた心地がしないと思うし、当の本人たちも、命の覚悟はしたとしても、まさか自分たちが政治の道具にされるなどとは、思っていなかったとは思います。
行ったのが悪いと思っているわけでもありません。
どんなときでも、そういう人たちの小さい力が、山を動かしていると思っている。
最期の最期、人は自分の身は自分で守るしかない。
最後には、自分の人生に自分しか、責任を持てる人はいないのだと思うのです。
*〜*〜*
私は薄情なのかもしれない。
そう思っている。
でも、ご家族の方に抗議や批判を送る人の気持ちは、まったくわからない。
考える事は自由だし、誰にも止められない。
けれど、そのことをぶつけるのはおかしいと思う。
傷ついて、それでも懸命にいるその人たちに、なぜ鞭打つ事が出来るのだろう。
しかも、自分は一段高いところにいるつもりになって見下ろして。そういう人は許せない。
私は、政府の対応も、ご家族の行動もみんな最善を尽くしていると思っている。
情報が錯綜していたり、進展がなかったりするのは日本政府が悪いわけでもない。
もちろん、すがれるのは最期は政府だし、政府がどうにかしなくちゃいけないのでしょうけれど。
誰かの、何かのせいにしようとすると、またおかしなことがたくさん起きてしまう気がする。
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