番組を見ました。
地下鉄サリン事件。
私が最初に勤めた会社をやめる、少し前におこった事件だった。
この年は一月に阪神大震災もあって、大変な年だった。
このあと私は一年と少しの間、家にいたので、ニュースやらワイドショーやらたくさん見た。
まさしくオウム漬けの毎日だった。

何の理由もなく巻きこまれてしまった方々は、とてもお気の毒で何ともおかけする言葉がみつかりません。


叱られる事を、そして誤解を覚悟して言えば、私はオウム信者をとても親近感があってみていたし、彼らを気の毒にも思う。
人が、何かを信じる事は、たぶん理屈ではないんだと思う。
ほんとうにたまたま、オウムだった。そんな気がします。

私が信じている心の中の神。
もちろん、それぞれの人のいろんな道なのでしょうけれど
それが、その人の道なのでしょうけれど
私たちが、「その」時に何に出会っていたかに大きく影響される。
それだけなのかと思ってしまうことがあります。
ふと出来た隙間、そして大木に見えるもの、暖かそうな場所。
一度関わってしまうと抜けられない、そういう集団っていっぱいあります。

ただひとつだけわからないことは
その対象がどうしてあの


きたならしいおっさん


だったのか事というだけです。

そして、どうしていまだに間違いに気がつかないのか。
それが養老猛さんの「バカの壁」なのでしょうか。



それからもうひとつ
イラクの大統領が見つかったとき、以前に同じようなものを見たと思った日本人がたくさんいたと思う。
オウムが好きだったことば「でっちあげ」。同じ言葉をすきな近くて遠い「北」の国もあるし。
番組で思い出しましたが、自分のことを「大病に冒されている」言ったあのきたないおっさん。
少し前に例の白い集団の中心人物も「末期ガン」とか言ってませんでしたっけ?
どうしていろんなことが、こんな風に一致するのでしょうか。

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