彼は、ギャンブル(スロット)好き。
デートのとき必ず、パチンコ屋さんに立ち寄る。
立ち寄るどころか、1日パチンコ屋さんにいることもある。
やりたいなら、一人でやれば良いのにと思った事もありますが、一緒にやるのが楽しいんだそうです。
彼はいつもどうしたい?って聞いてくれます。
私はいっしょにいたいだけ。何もしなくてもいいから、一緒にいたい。
けれど彼はいっしょにスロットがやりたいんだから、
自然と彼の希望をかなえる事になる。


私はそれまでそんなところには殆んど、足を踏み入れた事がない。
何度かはあるけれど、自分でお金を出してやりたいと思わない。
だから、とっても心配でした。
何がと言われるとなんだかよくわからないけれど。


でも、別に借金があるわけでも、「宵越しの金はもたねぇ」ってわけでもない。(らしい)
ちゃんと、貯金もしている(みたいだ)し、ギャンブルに溺れているんじゃないみたい。
ちょっと前に話の流れで、借金をしている?と聞いたことがあった。
彼は凄く真面目な口調になって、昔苦学生をしていたときに質屋に行った事があって、
足元を見られて悔しい思いをしたので、それ以来借金はダメだと思ってるって言っていた。
私はそれを聞いてから、彼のギャンブル好きは趣味だと思えるようになった。


私だって、お金がかかる趣味を持っている。もう相当長い間好きなタレントがいて、
同じコンサートに何度も行ったり、今回は福岡、次回は大阪って通ったりした事もある。
「おっかけ」じゃないとは、人には理解してもらえない。
コンサートに行けば、コンサートグッズが、欲しくなったりするし。
でも、好きなんだから楽しいんだからしょうがないじゃない。
ダンスもそう。続けるのもそうですが、発表会なんて、趣味にしてはびっくりするくらい時間もお金もかかる。
私の趣味は、お金を使うばっかりだけど、彼の趣味はたまに返ってくる事もあるってかんじに捕らえる事にした。
彼に言わせると、トータルでは勝ってるので、趣味じゃなくてバイトなんだそうですが。
どちらにしても、私の中ではかれのギャンブル好きはすっかり「○」になっている。

今日食事中に彼がふと「いつあきれられちゃうかと、思ってるんだ。」と言った。
彼は自分の「スロット好き」について、不安に思っているみたいだった。辞めるつもりもないんだけど。
私が時々思っているのと同じように、彼は彼で不安に思う事があるんだなと思った。
ちょっと嬉しかった。
彼は私が「あきれちゃう」のが嫌だなと思っているんだと思って、嬉しくなった。


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